西写真室: 3月 2013

2013年3月30日土曜日

一周するのに、２時間ほどかかっただろうか。
歩きっ放しで、少々疲れ気味。

帰りのクラフク行きのバスの中で、
日本人の若者と乗り合わせ、
何故かちょっとほっとする。

有刺鉄線の向こう側に、
１.７５平方キロにわたる広大な敷地が広がる。
現在の収容所の建物のほとんどは、　
当時のままに復元、建て直されていた。

ポーランドにあるビルケナウ強制収容所。
負の記録として、世界遺産に登録されている。

ひばりのさえずりが、空に響く。
かつて、この空は、
いったいいくつの悲しみや苦しみを
見たのだろうか？
　

マッサビエル洞窟の岩の割れ目におかれた聖母マリア像。
少女ベルナデッタが、
マリア様に出会ったといわれる場所だ。
ここに、奇跡の水がこんこんと湧き出ている。

一瞬、祈るマリア様の顔に
白い光がさした。

聖域を囲むようにして、
静かに流れる朝のポー川。
毎日、巡礼者を含む3万人ほどの人々が、
世界中からやって来るそうだ。
日が昇り、
やがて小さな街が人で埋め尽くされる。

フランスの南西部、
ピレネー山脈の麓にあるルルドは、

数々の奇跡を起こしてきたといわれる
「ルルドの泉」で有名だ。

僕もその奇跡の水を飲んでみた。

健康だから、その効果はわからないが、
硬質でとても澄んだ味がした。

ベルリンに行ったときの写真集作りました。
1,700円にて販売しております。
(全１４ページ）

夕暮れ時の
フランチェスコ聖堂にて。
雲の合間からさす荘厳な光を見ていると、
宗教を持たない僕も
大いなる存在を信じたくなった。

教会の通りや広場を一歩外れると、
路地をはさみ厚い石壁の家が建ち並ぶ。
小さな窓の奥で、
普通の人々が暮らしているはずなのに、
生活感がまったくないんだあ。

観光客や巡礼者が行きかう

メイン広場前のカフェで、

カプチーノを一杯たのむ。
噴水を眺めながら、ひと休み。